
雑貨マルシェがつないでくれる。
Key preson 知識 由美子 さん
チョークアート
「黒板に描かれてたうるうるとしたワンコの目がとてもリアル!これはチョークアートと呼ばれる黒板にオイルパステルを使って描くオーストラリア発祥の看板アート。大野城市でチョークアーティストとして活動している知識由美子さんは、ハンドメイドの作家さんを集めた「雑貨マルシェFUN TIME☆」を開催している。「大野城市の南地区にはハンドメイドの作家さんが多く、はじめは近所のハンドメイドでものづくりしてたお母さんたちが5.6人集まって始めた小さなマルシェだったんですが、今は2ヶ月に1回、40~50ブースも集まるほど大きな雑貨イベントに成長しました」。そこで考えたのが、市民がもっと知るべき情報もどんどん発信していけるイベントにしようと、保護猫活動の支援だとか、子育て支援の団体とコラボしたり、チャイルドケアセンターがやってるフードドライブをやったり・・・、行政からのPRだけでは伝わりにくいことを、このイベントで発信しようという形になっていった。
「子育て中のお母さんって子どもにつきっきりでずっと家にひきこもってしまい、誰とも話ができず孤立しちゃうこともあるんです。そういう人が行政に直接相談するのってとてもできないことなんですが、この雑貨マルシェにきて、作家さんと話したり、同世代のお母さんとつながりができたり、会場にいる子育て支援団体に相談できたり、この雑貨マルシェを通じて、一人ぼっちで困っているお母さんが救われることもあるんです」
雑貨マルシェを通じて人と人がつながることで、お母さんたちのリアルな悩みや社会問題をも解決する糸口になろうとしている。
シティ情報ふくおか 特別編集 ウェルカム大野城市!より