場所
大野城市牛頸
分類No.
歴-0027ど

1400年前の復元

現在この古墳は胴ノ元古墳公園内に特異な方法で保存されています。今から約1400年前の古墳時代後期に造られたもので、福岡地区水道企業団牛頸浄水場のすぐ東隣の丘陵上にあった古墳を、復元(ふくげん)・保存したものです。

古墳は円形の盛土(もりつち)(墳丘(ふんきゅう))と円弧(えんこ)を描く溝(周溝(しゅうこう))を持った、直径11mの円墳(えんふん)で、石室は横穴式石室で死者を安置(あんち)した玄室(げんしつ)でした。
内部は天井に向かって石が内側にせり出されていく持送式(もちおくりしき)と呼ばれる技法で、石が積み上げられています。
玄室へと続く羨道(せんどう)もしっかりと残っていたそうです。