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竹田家所蔵文書

場所
大野城市牛頸
分類No.
歴-0006た

県指定有形文化財に指定

定を受けているのは巻子(かんす)(巻物)8巻、筑前国続風土記(ちくぜんのくにぞくふどき)、黒田家譜(くろだかふ)各一揃です。
「貝原益軒(かいばらえきけん)先生筆蹟」全2巻に収めてある益軒の書簡17通、故伊東四郎氏の整理になる代表的なものであり、竹田家の先祖定直(さだなお)と筑前福岡藩の儒学者(じゅがくしゃ)で師匠であった益軒との師弟関係を知るうえでの貴重な資料です。

「竹田家代々之筆蹟」の1巻には定直以来代々一家の人々の筆蹟、「他来諸名家之筆蹟」4巻には定直と交わりのあった儒学者荻生徂徠(おぎゅうそらい)や管茶山(かんさざん)などの著名な人の文書・筆蹟などがあります。竹田家9代目定猗が長崎に遊学したときに師とし,また親交があった中国の諸学者の筆蹟を収めた「清朝人士之筆蹟」の1巻などであります。益軒の高弟であった竹田定直は益軒のもとで「筑前国続風土記」「黒田家譜」の編集に携わり、益軒の著軒の著述に最も助力をした人だと言われています。